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我龍の日常
人生に必要な物は勇気と想像力それと ほんのちょっとのお金だ・・・     悲しみがあるから喜びは何倍にもなって返ってくるのだ・・・               ━━━━━by 我龍点睛━━━━━
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■■■私という存在 3回目(第一章 2)
2006/11/17 Fri私という存在
さて、今宵も頭抱えて考えました('A`)v

初めての人は訳分からないと思いますので
カテゴリーに「私という存在」というのがありますので
最初の方から見ていただければ光栄ですw


それと、今回はちょっと長いですので(ιA ̄ω ̄)アセアセ
あきずに読んで頂ければ嬉しく思いますw

匿名でもコメントいただければ光栄ですw


 病院の周りの道路はひどく混雑していた。病院内に入ろうとする外来患者の車の列が公道まではみ出し、渋滞を引き起こしているのだ。一輝は苛立った心を抑えきれずに何度もクラクションを鳴らした。
 電話の相手は一翔の親だった。一翔は自動車にのっていた。下り坂のカーブをなぜか直進し、電柱に激突したのだという。ブレーキを踏まなかったのか、車は大破していた。頭を強く打っていたという。事故のあった場所を訊くと、一輝も良く通る幹線道路だった。たしかにスピードは出やすいが、見通しは良く、危なさは感じられない道だ。どうしてそんなことになったのかわからなかった。
「くそっ」
 悪態をついて一輝はハンドルを切った。センター寄りの斜線に割り込み、Uターンする。豚の鳴くようなホーンがあちこちで響いたが、かまっている暇はなかった。病院の裏口にまわり、職員用の駐車場に車を滑り込ませる。物品運入用の入り口から中に入った。途中で通りかかった看護婦を捕まえ、緊急外来の場所を尋ねた。
 一輝は駆けた。中央廊下が果てしなく感じられた。革靴の底が床の上で神経質な音を立てる。いつしか一輝は一翔の名を呟き続けていた。通路を右に曲がったとたん、歩いていた老婆を突き倒しそうになった。すんでのところで身をかわし、捩るような姿勢のまま一輝は走り続ける。信じられなかった。何かの間違いなのだ。今朝も一翔はいつもと変わらない笑みを浮かべていたではないか。一輝は今日の朝食を思い出した。今日の朝食は一翔が作る日で、卵焼きと鮭の塩焼きだった。味噌汁の中には豆腐と若布、葱が浮いていた。なにやら、置き手紙があり、(チンして食べてね)と、一翔らしい置き手紙だった。近くにいれば、「キモ・・・」と、突っ込みをいれているところだった。急いでいたので、暖めはしなかったが、「うん、うまい」と呟いて箸を進めていた。なんという朝食だったのだろう、と一輝は思った。あまりにも普通だったからだ。明日も、明後日も、いつまでも今日と同じ生活が続くと考えているからこそ一翔はそんな料理をだしたのだ。突然すぎる。こんなばかな話はない。今朝は、一翔は先に外に出た。今日は早く職場に行かなくてはいけなかったらしく、一輝の寝ている間に朝食を作り、早くに出て行ったのだ。
「一翔さんの御親族の方ですね?」
 その場に着いたときは息を切らしていた。年配の看護婦が駆け寄ってきて、ぜいぜいと喉を鳴らす一輝の顔を覗き込んだ。一輝は唾を飲んでから、なぜか、そうだと答えていた。
「一翔さんは重態です」看護婦は事態を説明した。「自動車事故で頭部を強く打ったようです。こちらの運ばれた来たときにはすでにかなりの脳内出血が起こっていて、呼吸が停止していました」
 看護婦にすすめられ、一輝は廊下に設置されているソファに腰を下ろした。看護婦のいったことがにわかには信じられなかった。一輝は呆然と看護婦の顔を見つめた。
「助かるんですか・・・・・・?」
「いま緊急手術室で治療がすすめられています。しかし非常に危険な状態です・・・・・・。親戚の方々をお呼びになってください」
 一輝は呻いた。

 一翔の両親もすぐに駆けつけてきた。一翔の父親は古い住宅街で外科医院を経営しており、そのすぐ隣に家を持っている。この病院から5キロと離れていない。
 ふたりは真っ青な顔をしていた。父親のほうが一輝に状況を聞き、危篤状態だとわかると、こみ上げるものを堪えるかのように目を閉じ、そしてドカリとソファに座り込んだ。母親のほうは完全に取り乱し、ハンカチで顔を覆いながら、一輝や近くにいる看護婦にわめき散らした。一輝はそんな母親の姿をぼんやりと眺めていた。一翔の母親がこんな醜態を見せるとは以外だった。父親は頼りがいがあり優しく、母親は物静かでしかし笑顔を絶やさない。まるでホームドラマだ、と思ったものだ。しかし、いま目の前にいるふたりからは普段の穏やかなる振る舞いを想像することができなかった。生身の感情をむき出しにしていた。
「落ち着きなさい」
 父親のほうが妻の名前を呼び、そうたしなめた。だがその声は震えていた。母親はびくりとして振り向き、両目を大きく見開いた。そして一度大きくしゃくり上げ、崩れるように夫の体に凭れた。
 昼を過ぎたが、何も食べる気が起きなかった。一輝たちは看護婦の勧めで待合室のほうに移り、壁にかかっている時計を眺めながら放心した状態で座っていた。時折看護婦が来て、一翔の様子を伝えた。マッサージ処理でなんとか呼吸は回復したものの、かなり自発呼吸能が落ちており、人工呼吸器をつけている状態だという。何度かCTスキャンを受け、その後、集中治療室に移されたようだった。
 医師が一輝たちの前に現れたのは、それから30分後のことだった。一輝たちは反射的にソファから腰を上げた。
 眼鏡をかけてひょろりとした感じの男だった。まだ若い。30代になったばかりだろう。しかし顔立ちは引き締まっており、瞳は優しげで、一輝は好感を持った。医師は自分の名を告げ、脳外科の専門医だといった。そしてしっかりと一輝たちに顔を向け、はっきりと、しかし誠実な口調で一翔の容態を説明した。
「桐生一翔さんは、脳に重篤な出血を起こしていました。こちらに運ばれてすぐに脳の手術と心肺蘇生をおこないましたが、現在は人工呼吸器をつけている状態です。自発呼吸は停止してしまいました。引き続き、強心剤を投与するなど出来る限りの処置をおこないます。しかし、現在のところ、一翔さんは深昏睡の状態にあります。非常に残念ですが、一翔さんは脳死状態に向かいつつあるといわざるをえません」
 ああ、と声を上げて一翔の母親が顔を伏せた。
 一輝はなんと反応したらいいのかわからなかった。人工呼吸器、深昏睡、脳死などといった言葉が頭の中で渦を巻いていた。一翔がそんな単語で表現されるということが信じられなかった。
 そのとき、突然、一輝は熱を感じた。
 はっとして顔を上げた。全身が燃えそうなほど熱かった。外温が上がったのではない。体の内部が発火している、そんな感じだった。温度は急激に上昇していった。わけがわからず、一輝は辺りを見回した。だが視界は赤く染まり、やがて何も見えなくなった。
 一輝は悲鳴を上げようと口を開いた。だがざらざらとした息が漏れるばかりだった。喉の奥が蒸発していた。今にも指先から焔があがりそうだった。焼ける、と一輝は思った。このままでは
「・・・・・・これから一翔はどうなるんでしょう」
 ふっと熱気が消えた。母親が医師に質問していた。
「現在、脳波と血圧、それに心拍数をモニターしています。また、脳内への血流が停止すると脳細胞が死んでゆきますので、それをCTで検査します。そういった検査の結果を確認してから、脳死判定をおこなうことになります・・・・・・」
 どこかで医師が答えていた。一輝は目をしばたたいた。自分の手が見えた。左手だった。手も閉じたり開いたりしてみた。指の動きがしっかりと確認できた。焔はあがっていなかった。
 気がつくと、一輝の隣で一翔の父親が医師と話をしていた。母親が父親に寄り添うようにして立っている。夕方には一翔が一回目の脳死判定を受けることになるかもしれないということが医師の口から聞こえてきた。
 一輝はふらふらとソファに腰を下ろした。先程の幻覚がまだ尾を引いていた。こめかみのあたりがひどく痛かった。
「大丈夫ですか?」
 医師が声をかけてくる。一輝はぞんざいにそれを手で振り払った。
 一翔が死ぬ。
 だまされているようだった。全てが遠い世界の出来事のようだった。まだ全身が火照っていた。あれは何だったのだろう、ずきずきと音を立てる頭の中で、一輝は思った。
あの暑さはいったい・・・
なんだったのだろう・・・と。





くはぁ~~~~
疲れた~('A
今回はちょっと長くなっちゃいましたかな・・・(´・ω・)
次回の更新は・・・
コメント次第ですかね('A`)

しかし、
ここまで読んでくれてどうもありがとうございますw

それではw

(^ω^)ノシ

END_〆(^^*)
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テーマ:文学・小説 - ジャンル:小説・文学

コメント(5)
今日は朝4時30分からの活動・・・ですが・・・ ≪ BACK ≪ HOME ≫ NEXT ≫ たまには普通に更新しないと('A`)
ほむほむw

じらされている感じがwww
続き気になります(*>з<*)b

誤字脱字多いですじょ;; 
2006/11/18 Sat URLしおん#- [ 編集 ]
一応直しておきました;;
炎=ほのお、焔=ほのお
これは意識して書いたのですねw
これからもよろしくですw
2006/11/18 Sat URL我龍点睛#- [ 編集 ]
楽しみにしてたのがこぅしんされてたw
これからもがんばってくださぃ(*´∀`)アハハン♪
2006/11/19 Sun URLアーリシャ#- [ 編集 ]
あの、


ハンカチを。゚(゚ノдヽ゚)゚。


夢中になって読んでました。゚(゚ノдヽ゚)゚。

更新がんばぁw

ぁと、

書こうと思ってて忘れてたのが;


↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

http://charaku.maxs.jp/

↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑

ココの↑のほぅにある

HOME 加工処理選択頁
      ↑↑コレ

を押して進んで

各種型抜き加工っていうので加工してますw
2006/11/19 Sun URLとり#- [ 編集 ]
アリーシャs>
閲覧ありがとう(*^ヮ^*)vですw
シーちゃん以外に見てくれている人はいないのでは?
と、すこし鬱になっていたところにとてもうれしいコメントいただきましたw
一人でも見ていただけるだけでもうれしいのですが
他にも見ていただいている方がいるとわかって
執筆?wにも気合がはいってまいりましたw
これからもよろしくお願いいたしますw

とりちゃ>
おおおおおおおおおw
今、見てきたけど
簡単に出来そうでよかったw
今度使わしていただきますw

これからもよろしくお願いいたしますw
2006/11/19 Sun URL我龍点睛#- [ 編集 ]

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Author:我龍点睛
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我龍点睛
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職業:ナイトロード
目的:
トリプルスロー習得!
ジャクム撃破!

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ご自由にどうぞw
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足跡を残していただければ光栄ですw

これからもよろしくお願いいたしますw

メイポー

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シークレット(´、ゝ`)

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