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我龍の日常
人生に必要な物は勇気と想像力それと ほんのちょっとのお金だ・・・     悲しみがあるから喜びは何倍にもなって返ってくるのだ・・・               ━━━━━by 我龍点睛━━━━━
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2007/01/29 Mon私という存在
昨日のアクセス数が妙に多いのが気になって
夢にまで出てきた、こんばんわ、我龍です

さて忘れられた小説の続きを書かないと
読者に非常に申し訳がないので
がんばって更新していきたいと思いますw
それでは・・・

今から考えます・・・(ぁ

あまりにも長い間書いていなかったから
どこまで書いてあったのかわすれちゃった(ノ∀`)ノタハッ
読み返して考えてきますw

前の作品がわからない場合はカテゴリーにある
「私という存在」にいけば意味がわかると思います('A`)

私という存在の
 その夜、一輝は一睡もせずに病院で過ごした。
 一輝達はICU(集中治療室)に入り、一翔のベッドサイドに座って
その顔を見つめていた。一翔の父親のほうは落ち着きを取り戻し始めていたが、母親は何がなんだかわからないといった風で、ときどき嗚咽(おえつ)を漏らしては感情を吐き出していた。しかしそのうち目の下に大きな隈(くま)を描いてぐったりと伏せてしまった。
「いったん家に帰るよ」
 妻が疲労の限界に達したのを見て取った父親は、そういい残して妻を抱きかかえ病院を後にした。
 夜の十時ごろ、看護婦がやってきて、一翔の体を熱いタオルで拭いてくれた。小柄で可愛らしく感じの看護婦だった。まだ二十代前半であろう、そんな彼女が誠意を持って一翔の世話をしてくれることに一輝は胸を衝かれた。
 一輝は看護婦の仕事を手伝いながら、一翔の肌の暖かさを改めて感じた。一翔の背中はわずかに汗をかいていた。口の中には唾液が湧き出ていた。皮膚にはまだ張りがあり、頬は薄く上気したように紅を帯びていた。一輝は植物人間というものを見たことがなかったが、こうして一翔の体を見る限り、植物状態と区別することは出来なかった。
「桐生さんに話しかけてあげてください」
一翔の排泄物を始末しながら、看護婦は微笑んでいった。
「きっと喜んでくれますよ」
 その言葉を信じ、一輝は一晩中、一翔に話し続けた。今日見たり聞いたりしたこと、これまでの二人の思い出、どれだけ一翔のことが大切だったかを、絶えることなく話して聞かせた。ときどき笑わせるようなこともいってみた。一翔が笑ったかのように見えたが気のせいであった。一翔は規則的に胸を上下させ、静かに息をし続けていた。プスー、プスーという人工呼吸器の音が止むことなくICUのなかに響いていた。

早朝、一輝は職場へ行った。ふと、ひとりになりたいと思ったのだ。ほとんど人影のない朝の街をゆっくりと車で通り抜け、職場を目指した。職場の建物には薄く靄(もや)がかかっていた。
湿った空気を吸いながら一輝は建物の中に入り、自分の休憩室へと向かった。
 当然のことながら休憩室には誰もいなかった。一輝は自分のデスクに座り、背もたれに体重をかけて、大きく息を吐いた。窓の外に視線を移すと、そこには白く霞んだ町並みが遥か遠くに見えた。
 ICUで見た一翔の顔が浮かんでくる。
 一輝はこれまでに何度か親族の死に立ち会ったことがあった。彼らは病気か、あるいは老衰で死んでいった。皮膚の色は生気に欠け、張りを失っていた。その体は冷たく、堅くなり、生命を全く感じさせなかった。死んでいるということが素直に理解できた。だが、ICUのストレッチャーに横たわっていた一翔の姿は、これまで一輝が持っていた死の感覚からかけ離れていた。
 一翔は本当に死んでしまったのだろうか。
 一輝の中で、文献的概念としての脳死と手に残る一翔の温もりが衝突し波を立てていた。
 一輝も脳死については新聞やテレビなどで何度か目にはしていたし、また臨床医向けの雑誌などを読んで大まかな知識は得ていた。そして、いままではどちらかといえば肯定的な感情を持っていた。脳死に対する批判のうちの幾つかは、非科学的な感情論に流されていると思った。一方で臓器を必要としている患者がいるというのになぜ脳死者からの摘出が躊躇されなければならないのか、とさえ考えていた。
 だが、今の一輝にはわからなくなっていた。
 一翔の心臓が鼓動を続けたまま、臓器が取り出されるさまを思い浮かべ、一輝は唇を噛んだ。マウスやラットの解剖は行われてもそれほどの感情は生まれないのに、この想像だけは耐えることができなかった。
腎臓
一輝は目を閉じた。
一翔は生前、腎臓バンクに登録していた。去年の暮れ、突然一翔が登録を希望したのだ。あの朝のことを、一輝はよく覚えている。
 移植は推進されるべきものだ。頭の中では一輝はそう考えていた。一翔の腎も誰かの役に立つのならば喜ばしいことである。だが、あの一翔から、まだ肌が暖かく、心臓も力強く動いているあの一翔から、腎が取られるということに気持ちが追いついていかなかった。一翔が死んでいるということ自体が感覚としてどうしても受け入れられないのだった。一翔は死んでいない、生き延びさせる方法が必ずある、そんな気がした。
 目を開けると、いつの間にか窓の外の靄は消え、町並みが朝陽を受けて眩しく輝きはじめていた。どこかで鳥の鳴く声がした。一日が始まろうとしている。多くの人にとっては何気ない平凡な一日となるだろう。一輝にとっても、一翔が事故に遭わなければ記憶に残ることもない一日となったであろう。
 一輝は休憩室をでて、厨房に向かった。体を動かしたかった。
たしかに一翔の身体は脳死したのかもしれない。だが自分の手で一翔を生き続けさせることができる。一翔の全てはまだ死んだわけではない。
そう思い一輝は天井に向かって叫び声を上げた。
 病院までの道のりがもどかしく感じられた。一輝はアクセルを踏み込み、ギアを激しく動かしながら、一翔のことを考えていた。やらなければならないことが幾つかあった。親族の意見をまとめ、脳死から復活するまでがんばってみること、脳死についてもっと詳しく調べること、どれも大して難しくはないはずだった。一翔はまだ生きている、それがわかっただけで涙が出てきそうだった。
 
 一翔、これからもずっと一緒だ。
 
 心の中でそう叫んでいた。
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トラックバック(0)+ +コメント(4)
やはり・・・ ≪ BACK ≪ HOME ≫ NEXT ≫ はげしい睡魔に襲われて・・・
(ノ∀`*)ァィャー
我sの小説更新されてるって聞いてさっそうくきてみましたw
ゎすれてたなんてひどぃですぉ(つω・。)うぅぅ…
楽しみにしてたのに・・・
ではバィ(o・д・o)ノバィヽ(o・д・o)キーンヾ(o・д・o)ノ゙
2007/01/29 Mon URLあーりしゃ#- [ 編集 ]
更新されてるーwヘ(*´ワ`)ノ

予想以上に更新早くてビックリΣ(・ω・ )
2007/01/30 Tue URLとり#- [ 編集 ]
あーりしゃs>
本当にもうしわけないです(´;ω;`)
これからはそれなりにちゃんと更新していきますので
本当にすいませんでしたOTL

とりちゃ>
今日一日がんばって更新したんだYO!
超つかれた('A`)
2007/01/30 Tue URL我龍点睛#- [ 編集 ]
更新おつかれさまw

待ってた人は最低でも3人はいたのですね。
ROMだけしてる人もいるでしょうし、この小説楽しみにしている人はもっといるかもですね。

続き楽しみにしてますb
2007/01/30 Tue URLしおん#- [ 編集 ]

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我龍点睛

Author:我龍点睛
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我龍点睛
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出現サーバー:かえで 
職業:ナイトロード
目的:
トリプルスロー習得!
ジャクム撃破!

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これからもよろしくお願いいたしますw

メイポー

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  我龍点睛 LV:126 ハーミット   20070114030327.png
  飛龍燕舞 LV:46 ソードマン         
  朱雀虹真打 LV:63 クレリック 20070125145352.png
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シークレット(´、ゝ`)

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